複音入門3

石泉ハーモニーのボランティア活動について - 内田 勲(会長)



 当会は平成17年に地域のハーモニカ同好会として少人数で発足した。当初、各人好きな演歌などを自己流で吹いて楽しんでいたが施設でのボランティアを始めた頃から、もっと基礎から学ばなければいけないと、講師を迎え、月4回の練習日のうち2回を佐藤秀廊先生のハーモニカ教本などに基づきハーモニカの持ち方から濁りのない綺麗な単音を出せるように何度も練習を重ねた結果、合わなかった合奏も徐々に良くなっていった。こうして年に数回の内部での発表会(現在18名)などを行って技量の向上に務めてきました。私の場合は今から69年前、兄からハーモニカの吹き方を習い、中学での学園祭で初めて同級生数人とアイーダの曲などを合奏したりしたが、石泉で吹く迄はハーモニカは吹いていなかった。当会は様々な経験を経て10年になりますが、縁あって杉並ハーモニーメイツさんのファミリーコンサートに毎年参加させてもらっています。
 老人施設(デイサービス)等での演奏ボランティアは他のサークルの皆さんと同様に唱歌、童謡、叙情歌、演歌、クラシック等多岐に亘り演奏時間は1時間位です。選んだ曲を施設の係りの人に渡し歌詞を作成してもらい当日使用する。演歌は合奏と独奏とに分け利用者の方には全曲歌っていただくが、私達は独奏時は奏者以外全員で歌うが、合奏時は各パートを演奏する、演奏効果(音響)は規模の大きい施設ではアンプ設備が有り、マイク数本が使える、小さい所ではマイクも無く、ハーモニカの音量を大きくして演奏している。曲によっては弦楽器や太鼓、タンバリン、口笛、踊りなどを織り交ぜて曲を賑やかし、楽しく演奏している。ボランティアで一番印象深かったのは東日本大震災の日です。介護施設利用者全員とその家族及び職員で80数人の人が一ヶ所に集まり私達の演奏を聴いていた時、あの大揺れの地震があった。丁度私の独奏時であと少しで終わるという時で咄嗟に譜面台を倒れないように掴み最後まで演奏し終わった後大揺れの中直ぐマイクを握り「おちついてください」「席を立たないでください」「この建物は鉄骨建てで崩壊しません」と言い続けた結果、立ち上がって躓いて倒れ怪我などしないで済んだ。後で施設の方から「怪我人が一人も出なかった」と大変感謝されことです。現在当会は素晴らしい講師武藤晃先生の下で勉強練習を明るく楽しい仲間と重ねています。